古い日本の家屋では玄関の扉が引き戸になっているものが多いです。
この引き戸はいろいろとトラブルが発生することがあります。
例えば商事や枠が狭い框になっていて立て付けが悪くなると錠の鎌先が枠に収まりにくくなったりします。
戸車の動きが悪くなって引き戸を動かすたびに「ギイイイ～～」と甲高い音が出て不快な思いをすることもあります。

また、経年劣化で鍵が消耗するのは引き戸だけのトラブルではありませんが、そのような故障が発生することもあります。
戸の立て付けが悪くなって鍵をかけるときにコツが必要になったりして扱いにくくなってきたりします。

このようなトラブルを放置しておくと鍵やサムターンを回すときに強引に力をかけてやらないと開錠や施錠ができなくなります。
力をかけてむりに鍵を回すと今度は鍵が折れたりサムターンが壊れてしまうなどのトラブルになる可能性があります。

戸先鎌錠だけの汎用引き戸は異常を感じたら鍵屋など専門業者にすぐに相談しましょう。
ちょっとした不具合だったら大事にならずに戸車を調整したり枠手のストライクをなおしたりするだけで済みます。手遅れになったら鍵が開かなかったりかからなくなってしまいかねません。余裕のあるときにあらかじめメンテナンスしておくといいですね。